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「DLNA」は近年注目されている仕組みです。インターネットの普及と共に、DLNA対応機器やDLNAソフト、DLNAアプリもますます増えて、家庭レベルで身近な存在となっているんです。
あなたはDLNAという言葉を聞いたことがありませんか?一体DLNAとはなんでしょうか?
DLNAがわかれば、ネットワークAVがもっと便利になれるので、今回はDLNAに関する基礎知識をわかりやすく紹介しようと思う。DLNAの出来ること・DLNAサーバーとは・DLNA対応機器・DLNA対応ソフト、DLNA接続方法・DLNA NASとの違いなどの情報を全部まとめます。5分でDLNAのことを十分わかります。
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高機能マルチメディアプレーヤー「5KPlayer」はDLNAに対応する機能を追加されました。DLNAサーバーやDLNAプレイヤー、及びDLNAコントロールとして使えます。5KPlayerを使えば、パソコンに保存している写真を直接にDLNA対応なAV機器やスマホにストリーミングして再生することができます。もちろん、DLNA対応なAV機器やスマホにある動画をパソコンにストリーミングして見ることもできます。5KPlayerのDLNA機能を活かして、動画・音楽・写真を存分に楽しましょう!
DLNAの読み方:ディーエルエヌエー
DLNAのフルスペル:Digital Living Network Alliance
DLNAの定義:DLNA はDigital Living Network Allianceの略称で、家電、モバイル、およびパーソナルコンピュータ産業における異メーカー間の機器の相互接続を容易にするために2003年6月に結成された非営利業界団体(米国、オレゴン州)であり、同団体が提唱するガイドラインです。結成当初はDigital Home Working Group(略称:DHWG)と名乗っていましたが、2004年6月に現在の名称に変更されました。 ーウィキペディアより
DLNAの概要
DLNAはテレビやレコーダーなどのAV家電や、パソコン、スマホ/タブレット端末などの機器の間、LANを通じて、動画・音楽・写真などのコンテンツをやりとりできるようにするためのガイドラインです。このガイドラインでは、プロトコルや ユーザーインターフェース、コンテンツのフォーマットなどを定めており、DLNAに対応している機器は、メーカーや機種が異なっていてもホームネットワークを介してお互いを認識し、音楽、動画など様々なコンテンツを共有することができます。DLNAと言ったとき、一般にはガイドラインを指すことが多いようです。今まで、DLNAにはパナソニックやソニー、シャープ、米インテルや米マイクロソフトなど、世界中の家電メーカーやコンピューター、通信関連の企業、200社以上が参加しています。Digital Living Network Allianceは2004年からDLNA認証を運営していたが、最新情報によると、2017年1月に解散を発表したということです。これから、米国のSpireSpark Internationalを経由して、DLNA認証やテストを行います。認証手順やガイドラインなどは一切変わらないので、認証したデバイスに影響を与えません。
DLNAのバージョン
現在のところ、DLNAは三つのバージョンがあります。
● DLNAのバージョン1.0:DLNA1.0(2004年発表)
● DLNAのバージョン1.5:DLNA1.5( 2006年発表)
● DLNAのバージョン2.0:DLNA2.0(2009年発表)
DLNAの構成
各バージョンのDLNAの構成は異なります。次はDLNAの構成についてバージョン別に説明します。
DLNA1.0:DLNAは基本的にコンテンツを配信するサーバー機器(DMS)とコンテンツを受信するクライアント機器(DMP)で構成されています。DLNA1.0はそのような簡単な仕組みしかないです。
DLNA1.5:DLNA1.0を基礎にして、サーバとクライアントを外からもコントロールできる機能(DMC)が追加されます。モバイル機器(PDA、携帯電話、他)やプリンタなどの機器を対象とします。また、デジタル放送番組の著作権保護を行うDTCP-IPも格納します。
DLNA2.0:番組表や録画予約、コンテンツの同期、リンクレイヤーの保護など、 便利なオプション機能が加えられています。
DLNAの出来ることは以下の三つあります。
@ DLNAサーバーとして、映像や音楽などのデータを他の再生装置に送り出せます。
A プレイヤーとして、サーバーのコンテンツを受け取って再生します。
B サーバーのコンテンツを選んで、再生するプレイヤーを指定します。
DLNAの機能を一言で言えば、ネットワークにつなぐことで、簡単にコンテンツ(動画、静止画、音楽など)の共有を行えるようになります。例えば、
●スマホやタブレット端末に入っている音楽を、ワイヤレスでミニコンポから再生します。
●レコーダーで録画した番組を別のテレビや、パソコン、タブレット端末で再生できます。
● パソコンやNAS(ネットワークHDD)に保存した動画や音楽を指定したテレビで再生させます。
DLNAの対応フォーマット
DLNAは対応しているコンテンツフォーマットをチェックしてください。
● 動画 :MPEG2、MPEG1、MPEG4、WMV9
● 静止画 :JPEG、PNG、GIF、TIFF
● 音楽 :LPCM、MP3、WMA9、AC3、AAC、ATRA3plus
注意:DLNA対応機器は全てのコンテンツをサポートしているとは限りません。例えば、DLNA対応デジタルTVは、動画はMPEG2、静止画はJPEGに対応しかないです。また、音楽は対象外となっている製品もあります。
DLNA対応機器は年々増えています。 主に、DLNAサーバー機器とDLNAクライアント機器に分けられますが、両方の機能を持つ機器もあります。次はDLNA対応機器の種類及び主なDLNA参加企業をまとめます。早速チェックしましょう。
DLNA対応機器の種類一覧
● パソコン(サーバ又はクライアント)
● ネットワークメディアプレーヤ(クライアント)
● デジタルテレビ(クライアント又はサーバ)
●BD・DVD・HDDレコーダ(サーバ)
● NAS(LAN接続HDD)(サーバ)
● ネットワークオーディオ機器(クライアント又はサーバ)
● スマートフォン、タブレット(クライアント又はサーバ)
● デジタルカメラ(サーバ)
● プリンタ(サーバ)
● ゲーム機(クライアント)
● PDA(クライアント又はサーバ)
主なDLNA参加企業一覧
●ソニー ●モトローラ
●パナソニック ●ACCESS
●パイオニア ●acer
●東芝 ●Marvell
●シャープ
●マイクロソフト
●インテル
●ヒューレット・パッカード
●フィリップス
●サムスン電子
●ノキア
注意:メーカー毎に独自で追加している機能や、同一メーカーでも製品によって対応している機能やファイル形式が異なるなど、互換性が100%確保されている訳ではありません。特に写真や音楽ファイルは注意が必要です。
DLNAの発展に従って、DLNA対応機器だけではなく、DLNA対応ソフトも徐々に登場しています。DLNA対応ソフトをインストールすれば、元々DLNAに対応していないパソコンをDLNAサーバ、或いはクライアント機器として使用することができます。
主なDLNA対応ソフトウェア一覧
● DearMob社:5KPlayer(無料で使えるので、ありがたい)
● CyberLink社:Power DVD 15/14、 Power DVD 13/12
● Trans Technology社:B's 動画 on TV
● デジオン社: DiXiM Media Server2
● Nero社: Nero MediaHome 4
● TwonkyMedia社: TwonkyMedia manager and server
また、DLNA対応ソフトは三つの種類に分けられています。
● サーバーとしてのDLNAソフト
● クライアントとしてのDLNAソフト
● サーバ兼クライアントとしてのDLNAソフト
(右図はDLNA対応ソフトを種類別にまとめます。ご覧下さい。)
スマートフォンやタブレットはDLNAに対応する可能ですが、一部だけできます。DLNAに対応していないスマートフォンやタブレットでもDLNAの機能を利用するため、モバイル機器向けのDLNA対応アプリが登場しています。
※現在のところ、DLNA対応アプリはあまり多くないですが、今後の登場を期待しています。
●Skifta(Android 2.2以降向け)
●Twonky Beam(Android/iOS向け)
●Media Link Player for DTV(Android/iOS)
●8player(iOS向け)
●mconnect player(Android/iOS向け)
●NetFront Life Connect(Android向け)
●DiXiM Player/Server(Android向け)
●DiXiM Digital TV for iOS(iOS向け)
●Media Link Player(iPhone向け)
●AllShare(Galaxyシリーズ向け)
●RZ見るナビ(REGZA Phone向け)
●その他
DLNA対応のWindows OS
初めてDLNA対応Windows OSは2009年10月に発売されるWindows 7です。Windows 7を始め、Windows8/8.1/10は全部DLNA1.5に対応しています。
DLNA対応のMac OS
DLNAはMacやiOSの標準機能では対応していません。
DLNA NASとの違い!ということを知りたい人がいますよね。続いて、DLNA NASとの違いをわかりやすく説明します。
DLNAとNASを比較してみました。結論から言えば、DLNAとNASは全く違うものです。
DLNAと言ったとき、ネットワークを通じて動画、音楽、画像を別のデバイスで再生するためのルールを指します。
NASはネットワーク対応HDDやLAN接続HDDとも呼ばれており、コンテンツの保存や、ネットワークに接続して他の機器に配信するサーバ装置として使えます。現在、家庭向けの殆どのNAS製品はDLNAに対応しています。NASに保存されたコンテンツをDLNA対応機器に共有することのが簡易になります。
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